【ニュース・アメリカ】米国大学学長、2021年秋学期の学生の精神衛生状態は前学年度よりも悪化と認識

 
米国教育審議会(ACE)は10月25日、米国大学230校の学長を対象とした調査「2021年秋学期大学学長パルスポイント調査」の結果を発表した。
主な結果は以下の通り。

  • 大学における問題19項目の中から所属大学で危急に対応が必要な問題5項目を選択する質問では、全体の73%が「学生の精神衛生」と回答。「次学期の在籍学生数」の59%、「教職員の精神衛生」の54%、「長期的財務実行可能性」の42%がこれに続く。
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  • 学生の精神衛生に関し、83%の学長が前学年度よりも優先度が高くなったと回答。また、62%は、学生の精神衛生状態は前学年度よりも悪化と回答。
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  • 新型コロナウイルス感染症の大流行に関し、学長の55%は「やや懸念」と回答。また、感染緩和対策に関しては、学生へのマスク着用義務付け(81%)、教職員へのマスク着用義務付け(84%)、学生へのワクチン接種義務付け(46%)、教職員へのワクチン接種義務付け(42%)、学生対象の定期的検査(46%)、教職員対象の定期的検査(47%)など。
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  • 講義の形態に関しては、59%が対面式講義中心で一部がオンライン講義と回答。また、21%が対面式講義のみ、17%がオンライン講義中心で一部が対面式講義、4%がオンライン講義のみと回答。
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  • 2021年夏のアフガニスタン危機の影響を受けた学生・教員への対応は、回答者の20%が、所属大学で影響を受けたアフガニスタン人への支援を提供、もしくは提供する計画。

なお、本調査結果の詳細は、こちら から閲覧可能。

 
10月25日


American Council on Education: College Presidents Say Challenges Remain as Students Return to Campus This Fall


地域 北米
アメリカ
大学・研究機関の基本的役割 教育
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