米国カレッジ・大学協会のキャロル・ギアリー・シュナイダー会長(Carol Geary Schneider)は、2015年12月2日、大学認定コミュニティと政策・高等教育リーダーに対し、21世紀の課題に直面する学生が必要とする学習の種類を明確にし、学生が実証する学習成果達成度を大学認定過程の一部とするために、さらに強力かつ協調した行動を起こすよう要請した。シュナイダー氏は教育者も雇用者も大学における学習の質に関する重要な構成要素に関し、明確な意見の一致が得られていることを指摘しながらも、政策上の優先事項の移行の最中にあって、不可欠な特定の学習成果に対して教育者及び大学認定機関が沈黙していることに関し、同義に反したインセンティブや投資への見返りに関するデータのみを成果の評価基準とするという優先順位付けをもたらす可能性があると警告した。メッセージの中でシュナイダー氏は、強力なリーダーシップなくしては複数の専門分野にまたがる広範な学習、分析的調査や倫理的根拠などの分野横断的能力、及び、知識を複雑な問題に応用する学生の能力実証などといった質の高い大学での学習において最も重要な要素が完全に失われる可能性があると主張した。
シュナイダー会長のメッセージは、下記より閲覧可能です。
https://www.aacu.org/about/statements/2015/accreditation
Association of American Colleges & Universities:AAC&U President Issues Call for Proactive Leadership on Student Learning Outcomes in Wake of Accreditation Proposals