【ニュース・アメリカ】米国大学出版局による人文科学系モノグラフの発行数、2012年と2013年には減少傾向

出版コンサルタントのジョセフ・エスポシト氏(Joseph Esposito)とカレン・バーチ氏(Karen Barch)は、アンドリュー・メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)から資金提供を受けて、大学出版局が発行するモノグラフに関する報告書「米国大学出版局によるモノグラフの発行、2009年~2013年(Monograph Output of American University Presses, 2009-2013)」を作成した。両氏は、本報告書の作成にあたり、大学出版局106機関に調査票を送付し、そのうち65機関から得られた回答を分析した結果、大学出版局による人文科学系モノグラフの発行数は、2009年~2011年は約70件で安定していたが、2012年は64件、2013年には55件と、いずれも減少していることが明らかにされた。エスポシト氏は、2年間のデータのみから市場が縮小していると判断することはできないとし、また、ある大規模な大学出版局において、2012年と2013年の出版数減が記録されており、出版局側の誤りである可能性を指摘している。

 

2017年2月20日

 

Inside Higher ED:The Changing Monograph Market(報告書PDFあり)

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
その他 その他
統計、データ 統計・データ