米国学生情報研究センターは3月11日、米国大学における2021年春学期の在籍状況に関し、2月11日時点での調査結果を発表した。

 
これによると、傾向は2020年秋学期とほぼ同様で、2020年春学期と比較して学士課程在籍学生数は4.5％減となった一方で、大学院在籍学生数
は同4.3％増となり、全体では前年同期比2.9％減となった。また、コミュニティカレッジは前年同期比9.5％減で、最も大きな影響を受けている
という傾向も2020年秋学期と同様であった。

 
主な結果は以下の通り。

• 公立4年制大学学士課程では、2021年春学期の在籍学生数は前年同期比3.3％減で、2020年春学期の同1.1％減、2020年秋学期の同1.9％減
  よりも減少率が悪化。一方大学院課程では、2021年春学期の在籍学生数は前年同期比4.3％増で、2020年春学期の同1.5％増、2020年
  秋学期の同2.9％増を上回る。

 

• 学士課程在籍学生数は、全ての人種・民族グループで減少しているが、米国先住民グループの減少率が最大。また、アジア系及びラテン系
  グループは、2020年春学期の在籍学生数は前年同期よりも増加していたが、2021年春学期は減少。

 

• 年齢別でみると、18～24歳グループの2021年春学期在籍学生数は前年同期比5.3％減で、25歳以上のグループの同2.6％減よりも減少率
  が悪化。

 
3月11日

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