【ニュース・アメリカ】米国大学、国際化取組みを強化

米国教育協議会(American Council on Education:ACE)は2017年6月14日、5年毎に発行する米国大学における国際化の取り組みに関する2017年版の報告書「米国大学における国際化マッピング(Mapping Internationalization on U.S. Campuses-2017 Edition)」を発表した。

 

本報告書は、ACEの国際化・世界関与センター(Center for Internationalization and Global Engagement)が2016年に米国大学を対象に実施した調査に参加した約1,100校からの回答を分析したもので、国外で学ぶ米国人学生及び米国で学ぶ留学生の流れ、管理システム及び人材配置、大学教員の関与に対するインセンティブ、国際パートナーシップ、及び、カリキュラムなどに関連する質問に対する回答結果がまとめられている。

主な結果は以下の通り。

  • 国際化は大学当局が主導する取組みという度合いが高まり、単一部署が国際化を担当することが主流。また、国際化を目的とした方針・手続・計画を策定する大学が増加。
  • 学生の流動性を重視する度合いが高まっているものの、留学生が米国大学に到着後の支援は懸念事項。
  • 国際学習を促進するために、正課併行方針・プログラムを実施する大学の割合が増加。
  • 国際化に重点を置いた教員向け専門性開発研修を提供する大学が増加。

American Council on Education:Mapping Internationalization on U.S. Campuses-2017 Edition(報告書PDFあり)

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化、学生交流