【ニュース・アメリカ】米国公立研究大学11校、低所得層学生の大学進学・卒業者数増加を目指す「大学イノベーション同盟」を結成

米国大学の中でも特に経済的・人種的多様性に富んだ学生を受け入れる公立研究大学11校は2014年9月16日、低所得層の学生の大学進学・卒業者数増加を目標とした「大学イノベーション同盟(University Innovation Alliance)」の結成を正式に発表した。本同盟の加盟大学は、ジョージア州立大学(Georgia State University)やアリゾナ州立大学(Arizona State University)を含む11校である。これらの大学11校には、大規模な研究大学の在学生の20%が在籍している他、低所得層学生のための奨学金である「ペル・グラント(Pell Grant)」の受給者の割合が33%と、公立研究大学全体における同奨学金受給者の割合である25%を大きく上回っている。また、これらの大学における卒業率は51~82%である。本同盟加盟校に対しては、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)を始め、クレスギ財団(Kresge Foundation)、ルミナ財団(Lumina Foundation)、フォード財団(Ford Foundation)、マークル財団(Markle Foundation)、及び非営利団体のUSA資金(USA Funds)などが資金援助をしており、本同盟も570万ドルのマッチングファンドの調達を誓約している。

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地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育