米国科学財団(NSF)傘下の米国科学工学統計センター(NCSES)が隔年で実施する科学工学研究施設調査の結果から、研究大学において研究用
として使用可能な施設の面積(NASF)が2019年度には合計2億2,370万平方フィートとなり、2017年度から610万平方フィート増(3%増)で
あったことが判明した。
また、研究用施設全体の84%は、①生物科学・生命医科学(26%)、②衛生科学(18%)、③工学(17%)、④農業科学(12%)、⑤物理科学(10%)、
の5分野の研究に使用されており、それ以外の7分野では全体の4%以上を占めるものはなかった。その他の主な結果は以下の通り。
- 研究大学における研究用施設の22%は医学部が使用。
- 米国大学は、2020年度または2021年度に新たな研究用施設合計1,010万平方フィートを建設予定で、推計コストは95億ドル。
- 研究大学では、2018年度または2019年度に科学工学研究施設の大規模修繕・改装に55億ドルを投入。
- 調査対象となった研究機関590機関のうち、研究用施設面積上位30機関の施設の合計面積が全体の面積の35%を占める。これら30機関
の研究用施設の54%は農業科学施設で、40%は天然資源・保護区域。
12月21日
National Center for Science and Engineering Statistics:
University Research Space Increased by 6.1 Million Square Feet between FY 2017 and FY 2019
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
統計、データ | 統計・データ |