【ニュース・アメリカ】新型コロナウィルス「COVID-19」感染拡大の影響で、中国から米国に渡航できない学生からの連絡を受けた米国大学は全体の37%

 
 国際教育研究所(Institute of International Education:IIE)は、新型コロナウィルス「COVID-19」感染拡大を受けて、大学対象に実施した調査報告書「米国大学キャンパスにおけるCOVID-19の影響 ~中国と行き来する学生の可動性~(COVID-19 Effects on U.S. Higher Education Campuses: Academic Student Mobility to and From China)」を発表した。

 
 本報告書は、米国大学で学ぶ中国人留学生全体の47%が2018-19学年度に在籍した大学234校から得られた回答に基づいて作成されたもので、主な結果は以下の通り。

  • 渡航規制により、中国から米国に戻って来られない学生からの連絡を受けた大学は全体の37%。
  • 全体の94%の大学では、アドバイザー・教職員を含む多様な大学職員が関与して、影響を受けた学生と連絡を取り、総合的支援を提供。
  • 現在、中国国内で足止めされている学生を持つ大学の46%は、遠隔講座などのオプションを提供した他、41%は当該学期に休学措置を適用。また、9%は学費を返金。
  • 全体の76%は、学生募集やアウトリーチに影響を受けたと回答。また、51%は学生募集イベントを中止。
  • 2020年春学期に中国での留学プログラムに参加予定であった学生の48%は、代替留学プログラムに参加。

 

なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
 


Higher Education Today: New Report: Coronavirus and Student Mobility to and From China

 
3月6日

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化、学生交流