【ニュース・アメリカ】教育省FSA、学資援助情報の透明性改善のための手法例を大学に提示

 
教育省(Department of Education)連邦学資援助局(Office of Federal Student Aid:FSA)は2019年4月15日、大学に対し、学生向けの学資援助関連情報の透明性改善につながる手法例を提示した。
 
具体的提案手法には、

  1. 連邦学資ローン及び連邦ワークスタディ(Federal Work-Study)プログラムを含む場合、返済の必要のない奨学金と混同する表現を回避、
  2. 大学在学中に必要となる学費全額を記載、
  3. 返済の必要のない奨学金、ローン、ワークスタディを別々に記載、
  4. ペアレントプラス(Parent PLUS)ローンを、他の学資ローンとは別に記載、
  5. 学資援助受給が決定した学生が取るべきステップを合わせて記載、

などが含まれている。
 
なお、これらの提案は、2018年に無党派系シンクタンクのニューアメリカ(New America)及び非営利機関のユーアスパイア(uAspire)が発表した報告書で提示した内容を反映したものとなっている。
 
FSAが発表した声明は、「Federal Student Aid」で閲覧可能。
 

2019年4月17日
 
Inside Higher ED:Feds Recommend Colleges Clarify Financial Aid Offers
 

地域 北米
アメリカ
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