教育省 公民権局(OCR)は6月16日、1972年修正高等教育法第9条が禁じる性別に基づく差別に、①性的指向に基づく差別、②ジェンダー・アイデンティティに基づく差別、が含まれることを説明した解釈通知を発表した。Title IX は、連邦財務支援を受給する全ての教育プログラム・活動において、性別に基づく差別を禁止している。
本通知は、連邦最高裁判所が「ボストック氏対クレイトン郡」訴訟において性的マイノリティ(LGBTQ+)の人々の権利を支持する判決を下してから約1年後に発表された。OCR は、性的マイノリティ学生が学校において執拗ないじめや嫌がらせなどを不均衡に高い割合で経験しているという現状を、6月9日に発表した報告書「パンデミックにおける教育:米国の児童・生徒・学生に対する新型コロナウイルス感染症の異なる影響」でも報告している。今回発表された解釈通知は、OCR が性的マイノリティ学生を含む全児童・生徒・学生にとって安全且つ包括的な学校を促進する持続可能な取り組みを継続する姿勢を示している。
なお、本解釈通知は、こちら からダウンロード可能。
6月16日
Department of Education:
U.S. Department of Education Confirms Title IX Protects Students from Discrimination Based on Sexual Orientation and Gender Identity
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 政策・経営・行動計画・評価 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |