教育省(Department of Education)連邦学資援助局(Office of Federal Student Aid:FSA)は、新型コロナウィルス感染拡大によって活動に影響を受けている大学を支援するための指針を3月5日に発表した。
これは、感染によって隔離された学生、留学プログラム・インターンシップなどに参加できなくなった学生、キャンパスでの授業受講ができなくなった学生などへの対応に関し、大学により大きな柔軟性を与えるもので、例えば、キャンパス閉鎖で就労不可となった連邦ワークスタディプログラム参加学生に対し、給与相当分を学生に付与することを大学に許可している。
また、留学生は、学生ビザ取得にあたり、受講科目の大半が対面授業方式のものであることが義務付けられているが、国土安全保障省(Department of Homeland Security)が、オンラインでの受講や、異なる場所での受講を許可するために大学が取るべき手続に関する手引書を発行した。
さらに、疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は、大学に対して地元の保健局と協力することを奨励する中間指針を発表した他、留学プログラムの延期・中止の検討を勧めている。
なお、FSA発表の指針は、こちらから、閲覧可能。
また、国土安全保障省が発表した手引書はこちらから。 CDCが発表した中間指針はこちらから、それぞれダウンロード可能。
American Council on Education:
Education Department Issues Coronavirus Guidelines as Campuses Continue to Prepare and Respond
3月9日