教育省(Department of Education)は2016年11月2日、仮想現実・ビデオゲーム開発者や教育技術コミュニティなどを対象とした、職業・技術能力を強化するための次世代教育シミュレーションを作成する賞金総額68万ドルのコンペ「エドシム・チャレンジ(EdSim Challenge)」を立ち上げたことを発表した。本コンペは、技能構築のためのコンテンツ及び評価を含む既存及び将来の技術を組み合わせて、コンピュータを使用して作成する仮想・拡張現実(VR・AR)教育体験の開発促進を目指すもので、開発者コミュニティ内での協力も奨励されている。教育省は、市販のゲームと教育コンテンツを組み合わせ、学術・技術・就職に結びつく技能を高めるシミュレーションの応募を期待している。同コンペ参加希望者は、2017年1月17日までにシミュレーション・コンセプトを提出することが必要で、学際的審査委員が最高5人の最終候補者を選出する。「バーチャル促進(Virtual Accelerator)」フェーズに進んだ5人の最終候補者にはそれぞれ5万ドルが付与され、専門家によるメンタリングを受けながら、コンセプトを洗練し、シミュレーションのプロトタイプを作成する。コンペ入賞者には、残りの賞金が付与される他、IBM社、マイクロソフト社(Microsoft)、オキュラス社(Oculus)、及び、サムスン社(Samsung)からスポンサー商品が送られる。
なお、同コンペの詳細は、U.S. Department of Education EdSim Challengeから閲覧可能。
Department of Education:U.S. Department of Education Launches $680,000 Challenge for Virtual and Augmented Reality Learning Experiences