【ニュース・アメリカ】教育省、需要の高い職業において必要とされる技術習得機会と大学学位取得機会を同時に提供するイニシアティブを発表

教育省(Department of Education)は2014年7月22日、需要の高い職業において必要とされる技術習得機会をより多くの米国人に提供するために、オバマ大統領とバイデン副大統領が進める新たな行動計画「仕事準備完了(Ready to Work)」の一環として、「実験実施現場イニシアティブ(Experimental Sites Initiative:ESI)」において、新たな現場を選出することを発表した。同イニシアティブは、学術及び職業上の成功のために、より良く、より早く、より柔軟的な経路を提供することを目的とした革新的事業を、実験的に実施する現場を選出するものである。今回選出する現場では、①受講授業時間数ではなく習熟内容に基づいた連邦学資援助受給の実現、②同一プログラム内の直接評価学習課題と単位時間学習課題を混合する柔軟性の提供、③学位取得に要する時間短縮のために、過去の学習内容評価に対する連邦学資援助の使用許可、④大学生に対し、大学進学準備、学資援助、職業カウンセリング、及び金融知力などの領域における高校生へのメンタリング奨励、などといった新たな実験を通じて、学生のニーズに応じた柔軟な対応を提供する。同イニシアティブへの応募締め切りは9月後半に予定されている。同省はまた、米国人の専門技能を強化する機会を拡大するために、労働省(Department of Labor)と協力し、高品質且つ無料もしくは低価格のオンライン学習プラットフォームを開発するコンペ「オンライン・スキル・アカデミー(Online Skills Academy)」に対して総額2,500万ドルを助成することを発表した。さらには、特に低所得層の学生や、家族の中で初めての大学進学者という学生を対象として、オンライン教育において何が機能するかを検証するための研究に対し、150万ドルを助成することを近日中に発表する予定である。

URL1: http://www.ed.gov/news/press-releases/us-department-education-expands-innovation-higher-education-through-experimental

地域 北米
アメリカ
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