教育省（Department of Education）は2016年7月20日、4,000万人超の連邦学資ローン利用者がローン返済時に質の高い顧客サービスと公平な対応を受けられるようにするために、利用者の保護と顧客サービスを強化した今後の連邦学資ローンサービス提供の指標となる方針を発表した。

本方針は、財務省（Department of the Treasury）及び消費者金融保護局（Consumer Financial Protection Bureau：CFPB）からの助言を受けながら策定されたもので、テッド・ミッチェル教育次官（Ted Mitchell）から、連邦学資援助局（Federal Student Aid：FSA）宛に送付された。

同文書は、①経済的インセンティブ、②正確且つ実用的な情報、③一貫性、④説明責任、⑤透明性、の5つの領域に関する方針を提示している。最終的には、新たな学資ローンサービスシステムは、ローン利用者にとって、ローンの管理及び返済を容易にするものとなり、具体的には、単一のウェブポータルにログインすることで、情報へのアクセス、返済、申込、及び口座管理などが全てできるようになる。

なお、ミッチェル教育次官が送付した文書は、以下よりダウンロード可能。
A memorandum from U.S. Under Secretary of Education Ted Mitchell to Federal Student Aid (FSA)［PDF:650KB］

Department of Education：Education Department to Implement Improved Customer Service and Enhanced Protections for Student Loan Borrowers