【ニュース・アメリカ】教育省、連邦学資ローン利用者に対するより柔軟的なローンカウンセリングの有効性を検証するパイロットプログラムを立ち上げ

教育省(Department of Education)は2016年8月12日、連邦学資ローン利用者に対するより柔軟的なローンカウンセリング政策の有効性を厳しく検証するために、パイロットプログラムを立ち上げたことを明らかにした。本プログラムは、大学が連邦直接ローンを受給する条件として、入学時と卒業前にそれぞれ1回ずつ法的に義務付けられたカウンセリング以外にも、学生に対するカウンセリング実施を義務付けて、更なるローンカウンセリングが、学業成績向上と学生による負債管理支援に有効であるか否かを検証するものである。具体的には、柔軟的なカウンセリングが、①学資ローンの利用に関し、学生が十分な情報に基づく決定をする上で役立つか否か、②返済延滞・債務不履行の縮小を含め、順調な学資ローン返済を促進するか否か、③学生の成績や卒業率など、学業面で良い影響を与えるか否か、の検証を目指している。なお、同プログラムへの参加を希望する大学は、近日中に連邦官報(Federal Register)で発表される告示に従って、関心表明書(letter of interest)を教育省に提出することが必要となる。

 

Department of Education:FACT SHEET: Department of Education Announces Efforts to Strengthen Loan Counseling to Help Borrowers Manage their Debt

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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