【ニュース・アメリカ】教育省、連邦ワークスタディプログラムの適用範囲を拡大する「連邦ワークスタディ実験」を立ち上げ

 
教育省(Department of Education)のベッツィー・デボス(Betsy DeVos)長官は2019年5月20日、大学で学びながら給与を得るためにキャンパス内外で勤務する学生を支援する「連邦ワークスタディ(Federal Work-Study)」に関し、その適用範囲を拡大するための実験的取り組み「連邦ワークスタディ実験(Federal Work-Study (FWS) Experiment)」を立ち上げたことを発表した。
 
「連邦ワークスタディ」は勉学に必要な経費を賄うためにキャンパス内外で仕事を行う大学生を支援することを目的とするプログラムであるが、参加する学生のほとんどがキャンパス内で仕事を行っており、非営利団体で仕事を行う大学生に対する支援はプログラム拠出額のうち8%、民間企業で勤務する大学生に対しては全体の0.1%以下となっている。しかし、大学卒業者の多くは民間企業に就職することから、連邦ワークスタディにおいて民間企業勤務者の参加を阻んでいた複数の条件(民間企業への拠出額上限、コミュニティサービス提供義務等)を廃止することで、今回の「連邦ワークスタディ実験」では、大学生の民間企業における就職準備度の向上を図るとしている。
 
2019年5月20日
 
Department of Education:Secretary DeVos Builds on “Rethink Higher Education” Agenda, Expands Opportunities for Students Through Innovative Experimental Sites

 

地域 北米
アメリカ
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