【ニュース・アメリカ】教育省、質の高い教育評価の開発や保護者などへの報告強化、及び、不必要な試験削減を目的とする州政府への助成のためのコンペを開催

教育省(Department of Education)は2016年8月5日、質を向上させた教育評価の開発、保護者・教育者・ステークホルダーへの報告の強化、州・学区で行う不必要且つ有効性の低い試験の削減のために必要な資金を州が獲得することを支援するために、オバマ大統領が2015年10月に発表した「試験行動計画(Testing Action Plan)」における新段階となる「2016年強化教育評価助成(2016 Enhanced Assessment Grants)」コンペを発表した。今回発表されたコンペ計画では、教育省と州政府の間の協力の下で、試験の質の向上、一般に対する得点・結果の有効な報告の確保、及び、不必要な試験の削減に重点が置かれている。本コンペは、州政府による教育評価手法の質を改善し、より優れた有意義な試験作成のための機会と革新的ソリューションを提供することを目指しており、①高等教育機関や研究機関などを含む他の団体との協力に重点を置いた、州政府による学力評価の質・有効性・信頼性の向上、②様々な手段を用いた生徒の学業達成度の測定、③時間の経過に伴う生徒の進歩の記録、④総合的学力評価手段の開発を通した生徒の学力評価、などを実証する事業の提案を2016年9月22日まで受け付けている。同コンペを通して支給される助成総額は886万ドルで、教育省は、同コンペの結果を2017年1月に発表する予定である。

 

Department of Education:Education Department Announces Next Step in President’s Testing Action Plan

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育