【ニュース・アメリカ】教育省、米国救済計画法の下で高等教育緊急救済基金総額360億ドル超を支給

 
教育省は5月11日、米国救済計画法の下で、高等教育緊急救済基金(HEERF III)総額360億ドル超を支給することを発表した。本助成は、高等教育機関5,000校以上に支給され、新型コロナウイルス感染症による国家緊急事態下にあっても学業を確実に継続させるために、学生数百万人に緊急学資援助を提供することになる。

 
ARP 法の下で提供される緊急救済基金は、コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法 及び コロナウイルス対策追加予算割当法(CRRSAA) の下で既に承認されている高等教育機関向け助成の2倍以上で、各大学に対し、支給額の約半分を学生に直接提供する救済金として使用することを義務付けている。

 
また、教育省は、HEERF III 助成を活用して学生及びコミュニティに最大のインパクトを与えるための措置案の詳細をまとめた高等教育機関向け手引書も発表した。手引書の中で提示されている主な措置案は以下の通り。

  • 特別なニーズを持つ学生を対象とした支援。
  • 学生の在籍率を高めるための、学業・精神衛生面での支援システム。
  • 学生・教職員に対するワクチン接種を含む、新型コロナウイルス感染拡大の予防・緩和。

なお、高等教育機関対象の手引書は、こちら からダウンロード可能。

 
5月11日


Department of Education: 
U.S. Department of Education Makes Available $36 Billion in American Rescue Plan Funds to Support Students and Institutions


地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
大学・研究機関の基本的役割 教育