教育省（Department of Education）は2014年3月13日、成績不振が続く学校の成績好転を目指した努力を継続する10州に対し、学校改善助成（School Improvement Grants：SIG）プログラムを通じて総額約9,500万ドルを助成することを発表した。今回助成を受給するのは、ハワイ、ルイジアナ、メリーランド、メイン、ミシガン、モンタナ、ノースダコタ、ネバダ、オレゴン、テキサスの10州の州教育省である。また、同省の改革支援ネットワーク（Reform Support Network：RSN）は、成績不振校の好転に不可欠な地域の関与方法について、11の州と学区で2013年4月から8月の間に検証した結果をまとめた報告書「成績不振校好転のための地域関与戦略（Strategies for Community Engagement in School Turnaround）」（URL1）を発表し、その中で、地域関与を成功させるためには、①地域関与を優先事項としてインフラを構築する、②地域内で積極的にコミュニケーションをとる、③地域からの声に耳を傾けてフィードバックに対処する、④有意義な参加機会を提供する、⑤地域の支援者からリーダーや唱道者を育てる、の5手法があると紹介している。

URL1: http://www2.ed.gov/about/inits/ed/implementation-support-unit/tech-assist/strategies-for-community-engagement-in-school-turnaround.pdf
URL2: http://www.ed.gov/news/press-releases/us-department-education-announces-awards-10-states-continue-efforts-turn-around-