【ニュース・アメリカ】教育省、恒久的全身障害をもつ連邦学資ローン利用者の負債返済を自動的に免除

 
教育省は8月19日、恒久的全身障害をもつ連邦学資ローン利用者約32万3,000人に対し、負債総額58億ドル超を自動的に返済免除とすることを発表した。これは、同日に発表された教育省の新たな規則によるもので、社会保障局(SSA)の既存データとの照合を通して対象となるローン利用者が特定される。

 
また、それに加えて、これらの障害を持つローン利用者に対して、①収入に関する質問をしないという方針を国家非常事態後も継続、②現行規則で義務付けられている3年間の監督期間を教育省が廃止、の2点が発表された。今回発表された変更は、教育省と SSA とによる次回のデータ照会が行われる2021年9月から適用され、自動的に返済免除となるローン利用者に対しては、データ照会後数週間以内に通知されることになる。

 
2021年8月19日


Department of Education: 
Over 323,000 Federal Student Loan Borrowers to Receive $5.8 Billion in Automatic Total and Permanent Disability Discharges


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