【ニュース・アメリカ】教育省、学資援助執行局責任者に元デブライ大学副学部長のジュリアン・シュモーク氏を採用

政治関連ニュースメディアのポリティコ社(Politico)は2017年8月30日、教育省(Department of Education)が、学資援助執行局(Student Aid Enforcement Office)の責任者として、ウエストジョージア・テクニカルカレッジ(West Georgia Technical College)大学構内問題担当エグゼクティブディレクターで、過去に営利大学のデブライ大学(DeVry University)工学・情報科学プログラム副学部長を務めたジュリアン・シュモーク氏(Julian Schmoke)を採用したと報道した。

 

学資援助執行局は、主に営利大学による違法・詐欺行為の疑いに対する苦情により迅速に対応するために、2016年2月にオバマ政権下で立ち上げられた部署で、連邦取引委員会(Federal Trade Commission:FTC)の消費者保護専門弁護士であったロバート・ケイ(Robert Kaye)氏が責任者を務めていたが、トランプ大統領就任後に辞任している。
デブライ大学は、「1975年以来、卒業生の専攻分野での就職率90%」という虚偽の情報を使用した疑いで、不利益を被った学生への返金を含む和解金1億ドルを2016年に教育省及びFTCに支払っている。また、同大学は、2017年2月には、広告において卒業生の就職及び給与に関する虚偽の主張をした疑いで、ニューヨーク州検事総長に225万ドルの和解金を支払っている。

 

なお、ポリティコ社による報道は、以下より閲覧可能。
POLITICO:Trump administration selects former DeVry official to lead college enforcement unit

 

Inside Higher ED:Report:Education Department Hires Enforcement Chief

地域 北米
アメリカ
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