教育省(Department of Education)は10月31日、ベッツィー・デボス(Betsy DeVos)教育長官による「高等教育再考(Rethink Higher Education)」の取り組みの一環として、大学遠隔教育の認定及び州政府による認可に関する最終規則を発表した。
本規則は、学生の教育オプションの拡大、高等教育コストの包括的抑制、必要とされる労働力の現状に即した職業教育の確実な提供などを意図したもので、高等教育資格の価値、大学間での単位の移行、キャリアにおける昇進の質などを追及するために、学生により多くの選択肢を提供するものとされている。2020年7月1日から施行される最終規則の主な内容は以下の通り。
- 管轄する地理的地域間での根拠のない区別の終結により、大学認定機関に平等な機会を提供。
- 主に教員に利益をもたらす学術界での伝統よりも学生のニーズ・成果を優先する新たな認定機関への機会創出。
- 学生が企業・組合・業界団体などが所有する最先端施設を利用する機会を提供。
- 遠隔地の大学を含め、より多くの大学が、高校在学中の生徒に低価格もしくは無料の二重登録機会を提供。
- 大学で学生が学ぶ内容が職場での需要の速い変化についていくために、新規プログラム及びカリキュラム変更の許可を迅速化。
なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
Department of Education,:
Secretary DeVos Finalizes Higher Education Regulations that Promote Innovation, Protect Students, and Reduce Regulatory Burden