【ニュース・アメリカ】教育省、大学進学を目指す低所得層の生徒を支援するプログラムに対して第2次「アップワード・バウンド」助成を支給

AP通信によると、教育省(Department of Education)は、大学進学を目指す低所得層の生徒を支援するプログラムに対し、第2次「アップワード・バウンド(Upward Bound)」助成を支給したことが、連邦議員によって2017年8月23日に確認された。

 

ベッツィー・デボス(Betsy DeVos)教育長官は、本助成に関しては、誤って所定の様式以外の様式(文間スペース・フォントなど)で提出された77件の申請は受け付けないとの方針を明らかにしていたが、最終的には連邦議会からの要請を受けて、これらの機関も審査対象とし、メイン大学プレスクアイル校(University of Maine at Presque Isle)、モンタナ大学(University of Montana)、ウィッテンバーグ大学(Wittenberg University、オハイオ州)などを含む大学が提供するプログラム数件に対し、5年間に亘って助成が支給されることが明らかにされた。

 

大学プログラム管理者及び連邦議員は、今回の教育省による官僚主義的対応を非難しており、上院議員全体の4分の1に相当する議員は、今後同じ問題の発生を回避するために、修正された申請書の提出を許可することを要請した書簡に署名をして教育省宛に送付している。
同助成期間は5年間であるため、次回は2022年まで同助成が支給されることはなく、今回の申請が様式のミスによって受理されなかった場合、多くのプログラムが閉鎖を余儀なくされるところであった。なお、最終的に同助成を受給するプログラムの数は明らかにされておらず、連邦議員は、自身の選挙区の所在する州に関してのみ情報提供を受けている。

 

2017年8月25日

 

U.S. News&World Report:Correction:College Grants-Clerical Errors Story

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