大学認証機関の独立大学・学校認証委員会(Accrediting Council for Independent Colleges and Schools:ACICS)が、連邦規則を20以上の領域において順守を怠ったために2016年12月に認証機関としての資格を剥奪されたことを受けて、ACICSによる認証を受けた営利大学は、18カ月以内に新たな大学認証機関による認証を受けなければならなくなったが、教育省(Department of Education)は、新しい認証機関による大学訪問の期限を、当初の2017年12月31日から2018年2月28日まで延期した。
また、2月28日の期限に間に合わない大学は、教育省に期限の10日前までに連絡すれば、更に期限が延長される可能性があるという。但し、18カ月以内に再認証を受けるという期限が延長されることはなく、連邦学資援助を継続して受給するためには、新しい大学認証機関による認証を2018年6月12日までに受ける必要がある。
また、大学を相手取って提起された訴訟及び調停同意書に関する定期的報告が義務付けられていた大学に対し、捜査に関する報告義務を撤廃した他、第三者監査機関に対する情報提出も義務付けないこととした。但し、大学認証を喪失した場合は、そのことをウェブサイトに掲載することは今後も義務付けられる。これらの教育省による要件の緩和に対し、一部の評論家は、教育省は学生よりも大学の利益を優先させているとの懸念を表明している。
2018年2月7日
The Chronicle of Higher Education:DeVos’s Education Dept. Relaxed Rules for For-Profits Under Accreditor That Closed