教育省のアーン・ダンカン長官(Arne Duncan)は2015年7月27日、将来の米国高等教育システムに関する展望を発表した。ダンカン長官は、大学卒業者数は増加しているものの、大学生の約半数は入学から6年以内に卒業していないことや、学位取得に至らなかった学生の学資ローン負債による負担が非常に大きいことなど、改善すべき点が多いことを指摘した。オバマ政権では既に、学費が過去最高レベルとなっている現状を受けて、大学学費を米国民の手の届くものとするために、連邦学資援助に過去最高額を投資しているが、今回、ダンカン長官は、今後は学生の大学における成功に更に重点を置く方針であることを表明した上で、各大学に対し、学生の成功を引き出すような革新的プログラムを開発するよう要請した。
URL1: http://www.ed.gov/news/press-releases/fact-sheet-focusing-higher-education-student-success