教育省は9月9日、大学キャンパスにおける宗教グループへの保護を拡大し、言論の自由を侵害したとの判決が裁判所から下された大学に対しては、
連邦教育助成停止の可能性があることを提示した新規則を発表した。
学生宗教グループに対する保護に関しては、公立大学のみが対象で、大学キャンパスで活動する他の学生グループと同じ権利・支援を提供しない
場合は、連邦教育助成受給停止の可能性がある。ベッツィー・デボス教育長官は、新規則に関し、学生・教員・宗教大学の権利を保護するもの
としている。
本規則は、トランプ大統領が2019年3月に発令した大統領令で、大学への助成と言論の自由規則とを結びつけるよう連邦省庁に指示したこと
を受けて定められたものであるが、対象となるのは教育省が拠出する一部の連邦助成に限定される。
同規則は、様々な宗教グループから歓迎される一方、トランプ大統領を支持するキリスト教団体を優遇するための政治的措置との意見もある。
なお、本規則は、キリスト教だけでなく、イスラム教を含む他宗教のグループにも適用される。
9月9日
The Washington Post: New Trump rule ties college funding to speech, faith rights