【ニュース・アメリカ】教育省、ニーズの高い分野を教えたり、十分な支援を受けていない学校に勤務したりする教員向けのTEACH助成プログラムを刷新

 
教育省は7月1日、英語習得・外国語・数学・読解・科学・特別支援教育などといったニーズの高い分野で教えたり、十分な支援を受けていない学校に勤務したりする教員を対象とする「大学・高等教育用教員教育支援(TEACH)」助成プログラムの変更を発表した。これは、バイデン・ハリス政権が「米国家族計画」において同プログラムのさらなる強化を提案したためで、変更事項には、①年間助成総額を倍増、②プログラムの柔軟性強化、③助成からローンへの転換率の高さに対応、④教員・学生にとってより良い成果を確保、が含まれる。TEACH 助成プログラムの主な変更点は以下の通り。

  • 教員養成課程修了時に「TEACH 助成修了カウンセリング」への参加を義務付け。カウンセリング時には、TEACH 助成サービス提供機関であるフェドローン・サービスが、要件・期限や、書類提出通知などを含む詳細情報を毎年送付することを助成受給者に説明。
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  • TEACH 助成受給者が、教員養成課程修了もしくは退学後120日以内に教員の仕事を開始もしくは開始予定であることを通知しなかった場合でも、助成のローンへの転換措置なし。また、同通知の義務付けを撤廃。

     

  • TEACH 助成受給者が、各学年度末に教員として働いた認証を受けなかった場合でも、8年間で合計4年間勤務するという要件を満たすことができなくなるまでは助成をローンに転換せず。
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  • TEACH 助成受給者に義務付けられた要件の一時保留条件や、1年を通して勤務しなくとも認証される条件などを拡大。
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  • TEACH 助成をローンに転換された受給者全員に対し、再検討手続きを提供。また、手違いで助成がローンに転換された受給者に対しても、さらなる救済を提供。

7月1日


Department of Education: Department of Education Implements TEACH Grant Program Changes to Benefit Teachers and Students


地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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