2018年6月27日、大学生に住居情報を提供するスチューデント・ドット・コム社(Student.com)は、学生の住居費の分析結果をまとめた最新報告書「注目都市~2018年世界学生居住指標~(Cities in Focus:2018 Global Student Accommodation Indicator)」を発表した。
これによると、学生が1週間あたりに支払う住居費は世界平均214ドルで、最も高い上位3都市は、マサチューセッツ州ボストン(464ドル)、ニューヨーク州ニューヨーク(402ドル)、英国・ロンドン(339ドル)となっている。国全体で見ると、住居費が最も高い国はオーストラリア(255ドル)で、英国(212ドル)、米国(204ドル)がこれに続いた。
逆に、学生の住居費が最も低い都市はスペイン・アルバセテ(60ドル)で、南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ(76ドル)、シンガポール(94ドル)が続いている。国別では、シンガポールの住居費が最も低く、それに続いて、スペイン(136ドル)、カナダ(159ドル)となっている。
スチューデント・ドット・コム社創業者でCEOのルーク・ノーラン(Luke Nolan)氏は、学生が入手できる情報量が増え、住居契約に関する知識が豊富になったとしているが、その一方で、留学生を対象とした情報・アドバイスを提供するウェブサイト「SI-UK」管理コンサルタントのジャスミン・リン(Jasmin Lin)氏は、コストのみで留学先を決定すべきではないとしている。
The PIE News:Boston, NYC&London top list of most expensive cities for student rent(2018年6月29日付)