【ニュース・アメリカ】学務責任者から大学学長に就任というキャリアパスが増加

デロイト社(Deloitte)の高等教育卓越性センター(Center for Higher Education Excellence)は、ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology:Georgia Tech)の21世紀大学センター(Center for 21st Century Universities)と共同で作成した報告書「大学学長へのキャリアパス(Pathways to the University Presidency)」を2017年4月18日に発表した。本報告書は、アンケート調査、詳細面接、及び、この種の研究では初となる学長の履歴書分析を通して作成されたもので、主な結果は以下の通り。

  • 学長就任には総長から昇格する事例が最も一般的ではあるが、学務責任者から総長を経ることなく学長に就任する事例が増加。
  • 総長の役割は、単に学長に次ぐ役職ではなく、学務・内務関連業務において学長を補う能力が必要とされるようになり、学長就任準備という地位ではなくなりつつある。
  • 資金調達責任者としての学長の能力の重要性が高まる傾向。
  • 学長に必要な重要な能力として、現学長が資金調達の次に挙げる要素はリーダーシップ養成。
  • 現学長は、長期的計画よりも短期的な財務面での成功を重視する傾向。

Deloitte Insights:Pathways to the university presidency

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事