大学人事専門職協会（CUPA-HR）は、研究報告書「学長・教務部長が女性の大学において、管理職昇進者に女性が占める割合が高く、管理職女性の給与が高い傾向」を発表した。これによると、女性が学長・教務部長職に就く大学では、男性が学長・教務部長を務める大学と比較して、管理職・学部長・教員に女性が占める割合が高く、女性管理職者の給与も高いことが判明した としている。主な結果は以下の通り。

• 女性が学長を務める大学では、あらゆる部門で管理職女性が占める割合が、男性が学長の大学を上回る。

 

• 学長の性別にかかわらず、女性管理職者は、同等の男性管理職者よりも給与が低い傾向があるものの、女性が学長を務める大学では、大学上級執行役員、大学管理職、部門長などの給与は、男性が学長を務める大学と比較すると、より公平に支払われる傾向。

 

• 女性が教務部長を務める大学では、学部長に女性が占める割合及び、教授・准教授・助教に女性の占める割合が、男性が教務部長を務める大学よりも顕著に高い。但し、助教、準教授、教授とランクが進むにつれて女性が占める割合は縮小。学部長には教授から昇格することが主であるため、教授に女性の占める割合が低い場合、より高給職の学部長には男性が就く確率が高くなる。

 
なお、本報告書は、こちら から閲覧可能。

 
1月24日

College and University Professional Association for Human Resources：　New Research Shows Women in the Leadership Pipeline in Higher Education Have Better Representation and Pay in Institutions With Female Presidents and Provosts