米国大統領府行政管理予算局のラッセル・ボート長官と科学技術政策局のケルビン・ドログマイヤー長官は8月14日、2022年度予算案における
研究開発優先事項を提示した書簡を各省庁長官に送付した。
優先事項は、前年度と類似点が多い一方、新型コロナウイルス感染症パンデミックを踏まえ、新たに公衆衛生関連研究開発が追加されている。
また、人工知能や量子情報科学などといった「未来産業」は、引き続き研究開発最優先事項に指定されており、これらの分野における研究を
さらに振興させるために、量子情報科学および非軍事目的での人工知能研究開発予算の増額が提案されている。
それ以外の研究開発優先事項は、地球システム予測可能性、災害復旧、マイクロエレクトロニクス、先進軍事能力、海洋マッピング、
早期エネルギー研究開発、宇宙探査などとなっている。
8月14日
Executive Office of the President:
Fiscal Year (FY) 2022 Administration Research and Development Budget Priorities and Cross-cutting Actions