大統領府は2019年2月7日、米国における先進技術産業の展望に関するファクトシート「米国は未来産業を支配(America Will Dominate the Industries of the Future)」を発表した。
ここでは、
- ①米国による未来の構築、
- ②未来の産業、
- ③未来への投資、
という3つの観点から、米国の先進技術産業の展望をまとめている。
①では、米国は数十年に亘り、新興技術の発明で世界を主導しており、他国が米国に追い付こうと試みる中、トランプ大統領は、新たな戦略、主要研究開発投資、イノベーションを妨げる規制緩和などを通して米国のリーダーシップを維持し、人材育成に取り組むとしている。
また、②では、「人工知能(AI)」「先進製造業」「量子情報科学(QIS)」「5G通信」という4つの主要技術に関し、米国の安全保障を向上させながら米国の将来をさらに繁栄させるために、国家労働者会議(National Council for the American Worker)の立ち上げ、米国先進製造業戦略計画(National Strategic Plan on Advanced Manufacturing)の発表、米国量子情報科学戦略概要(National Strategic Overview for Quantum Information Science)の発表、米国スペクトル戦略(National Spectrum Strategy)の策定などといった具体策を提示している。
一方、③では、未来産業における米国の優位性を確保するために必要なインフラへの投資を提言している。
2019年2月7日
The White House:America Will Dominate the Industries of the Future