【ニュース・アメリカ】大学新入生の入学選考、重視される要因のトップは高校での成績

米国大学入学カウンセリング協会(National Association for College Admission Counseling:NACAC)は2016年9月8日、2015年の大学の入学選考に関する報告書「2015年大学入学選考状況(2015 State of College Admission)」を発表した。これによると、新入生の入学選考にあたって最も重要な要因は、過去の調査結果と同様に高校での成績であることが明らかにされた。今回発表された年次報告書のデータからは、出願者の成績及び受講していた授業の厳しさが最重視され、重要度は、標準試験結果、高校ランキング、志望動機などを上回ることが判明している。これは、留学生及び他大学からの編入希望者に関しても同様で、編入希望者に関しては、以前に在籍した大学での全般的成績平均点(GPA)が最重要で、単位移行が可能な授業の成績がこれに次いで重要となる一方、留学生に関しては、英語力が最重視され、大学準備講座における成績がこれに次ぐという。それ以外の主要な結果は以下の通り。

  • 2014年秋学期の大学新入生合格率は65.8%で、前年同期の64.7%を僅かに上回る。
  • 合格した学生の2014年秋学期入学率は36.2%で、2002年の48.7%から2013年の35.7%まで続いた減少傾向がストップ。
  • 2014年秋学期から2015年秋学期までの出願期間において、新入生の出願者数は前年比6%増、編入希望者数は同4%増、留学希望者数は同23%増。

なお、本報告書は、以下よりダウンロード可能。
National Association for College Admission Counseling:2015 State of College Admission[PDF:767 KB]

 

National Association for College Admission Counseling:NACAC Survey: Grades Matter Most in College Admission

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