【ニュース・アメリカ】大学学長の配偶者、性別により学長配偶者としての経験に大きな違い

ミネソタ大学(University of Minnesota)准教授のダーウィン・ヘンデル氏(Darwin Hendel)らは2017年1月9日、大学学長の配偶者に求められる役割を検証した調査報告書「高等教育機関学長の配偶者の生活(The Lives of Presidential Partners in Higher Education Institutions)」を一般に公開した。これによると、大学学長の配偶者の84%は、その役割に満足していることが明らかにされた。その反面、配偶者に期待される役割が不明確であることや、一般の目に頻繁に晒されることなどがストレス源となることも明らかになった。また、学長の配偶者が男性である場合と女性である場合でその経験が大きく異なり、配偶者が男性である場合は大学における責任がない傾向が高い一方で、配偶者が女性の場合は、夫の学長就任に伴い、自身はそれまでの仕事を退職したり、勤務時間を短縮したりする傾向が高いことが明らかになった。なお、本調査に回答した学長の配偶者は合計461人で、女性が349人、男性が77人で、それ以外の回答者は性別を明らかにしなかった。

 

なお、本報告書は、以下よりダウンロード可能。
University of Minnesota:The Lives of Presidential Partners in Higher Education Institutions[PDF:3.528MB]

 

Inside Higher ED:Gender Roles and Presidential Spouses

地域 北米
アメリカ
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