EAB社は、新型コロナウィルス「COVID-19」の感染拡大が高等教育機関の活動にどのように影響を及ぼしているかに関し、学生入学手続き責任者を対象とする調査を3月10日に開始した。3月16日時点で250件の回答が得られたが、これらの回答に基づく主な結果は以下の通り。
- 2020年秋学期の目標入学者数確保に対する懸念の度合いを5段階(1が最低、5が最高)で回答を求めた結果、「3」が18%、「4」が32%、「5」が43%。
- キャンパス訪問希望者数は、36%が減少、50%が影響なしと回答。しかし、今後は希望者が減少する可能性が高いと懸念する回答者は87%。
- キャンパス訪問希望者数の減少が予想される中、代替策として、62%は動画によるオリエンテーション実施、54%はバーチャルツアーの宣伝強化、46%はライブ動画配信プラットフォームを活用したライブイベント追加、43%は既に計画済みのソーシャルメディア・ライブイベントの回数増加、26%はバーチャルツアーの追加などで対応。
- 合格者のプログラム調整を既に行っている回答者は51%で、理由は入学辞退、入学延期など。
- 留学生に関しては、28%が目標入学者数を減少させると回答。27%は、留学生減少分を補うために、米国人学生の入学者数を増加させると回答。
- 「COVID-19」感染拡大の影響を受けて高校を卒業できなかった生徒に対応する計画を既に用意していると回答したのは全体の5%で、65%が計画策定中と回答。一方、17%は対応する計画なしと回答。
EAB: Survey results: How enrollment leaders are responding to COVID-19
3月16日