【ニュース・アメリカ】大学入学審査担当官の63%、留学生による出願数の減少を懸念

 
大学進学に向けた標準試験受験準備を提供するカプラン社(Kaplan, Inc.)のプログラム「カプラン・テスト・プレップ(Kaplan Test Prep)」は、大学入学審査担当官約400人を対象とした調査を行った結果、全体の63%は留学生による出願数減少を懸念していることが明らかとなった。
 
但し、留学生による出願数減少が高等教育全体に与える影響は懸念しながらも、所属大学で留学生出願数の減少を予測していると回答したのは全体の32%のみであった。また、全体の28%は、米国人学生・留学生がカナダを含む他国の大学に流出することを懸念すると回答した。
 
米国大学への留学生出願数減少に伴う懸念に関して出された主な意見は以下の通り。

  • 留学生に限られたことではないが、異なる経歴・文化的背景を持つ学生から学ぶ機会を喪失する。
  • 留学生は大学キャンパスに異なる雰囲気を提供し、外国に旅行のできない多くの米国人学生にとっては、異なる背景を持つ人々と出会う機会を失うことになる。
  • 大学の存続が留学生プログラムに依存している。
  • 留学生には障壁を感じることなく入学してほしい。

 
なお、本調査結果をまとめた動画は、「Kaplan Survey: Admissions Officers Worried About Losing Intl. Applicants | Kaplan SAT & ACT Prep」から視聴可能。
 
2017年11月7日
 
Kaplan Test Prep:Kaplan Test Prep Survey: Most Colleges Concerned About a Decline in International Applicants Becoming a Nationwide Trend
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化
レポート 海外センター