【ニュース・アメリカ】NSF、「研究移転促進」プログラムを新たに立ち上げ

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2月9日、NSF技術・イノベーション・パートナーシップ局(Directorate for Technology, Innovation and Partnerships)が主導する「研究移転促進(Accelerating Research Translation:ART)」プログラムを新たに立ち上げたことを発表した。

 
本プログラムは、高等教育機関において必要な能力・インフラを強化し、基礎研究成果をインパクトの高いソリューション及び実務に転換・拡大するための支援を目的として、6,000万ドルを投入する。NSFは、基礎科学工学研究を実証しながら、トランスレーショナルリサーチ活動の拡大及び必要な関連インフラの開発にも意欲的な学術研究機関に対し、ARTプログラムを通して4年間に亘り最高600万ドルを助成する。

 
ARTプログラムが求める提案書の内容は以下の通り。

 

  • 短期・長期的な研究移転能力の構築及び持続可能な拡大を目的として研究機関のインフラ開発・強化を支援する活動。
  • 特に、起業や実社会での利用を目的としたトランスレーショナルリサーチ志向のキャリアを目指す大学院生及びポスドク研究者を対象とした教育・訓練機会。
  • 研究結果の短期間での実践への移転が極めて有望であることを示した具体的トランスレーショナルリサーチ活動。

 
なお、NSFは、ARTプログラム入門ウェビナーを2月21日に開催する。

 
2月9日


National Science Foundation: New $60 million NSF program aims to increase the speed and scale of research solutions

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究