米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は、国土安全保障省科学技術局（Department of Homeland Security, Science and Technology Directorate）、農務省国立食品農業研究所（U.S Department of Agriculture, National Institute of Food and Agriculture）、米国標準技術局（National Institute of Standards and Technology）、及び、国防総省研究工学担当国防次官室（Department of Defense, Office of the Under Secretary of Defense for Research and Engineering）との協力の下で、「能力構築・パートナーシップを通したAIイノベーション拡大（Expanding AI Innovation through Capacity Building and Partnerships：ExpandAI）」プログラムを立ち上げた。

 
本プログラムは、能力開発プロジェクト及びNSFが主導する国立AI研究所（National AI Research Institutes）エコシステム内でのパートナーシップを通して、マイノリティ受入大学による人工知能研究・教育・人材開発への参加の大幅拡大を目指すものである。また、ExpandAIプログラムは、「米国人工知能研究開発戦略計画：2019年改訂版（National Artificial Intelligence Research and Development Strategic Plan: 2019 Update）」に定義された戦略に直接対応する。

 
NSFは、非国防AI研究資金提供連邦機関では最大となる年間6億ドル超を投資しており、このうち3億6,000万ドル超は、18のAI研究所設立及びAI基礎研究における重要分野の研究助成に投入されている。プログラムは、①ExpandAIトラック1：ExpandAI能力構築パイロット（ExpandAI Capacity Building Pilots：CAP）、②トラック2：ExpandAIパートナーシップ（The ExpandAI Partnership：PARTNER）の2つのトラックで構成され、2023年最初の提案書提出期間は2023年1月9日～3月13日となる。

 
なお、ExpandAIプログラムに関する詳細は、こちら（外部サイト）から閲覧可能。

 
12月28日

National Science Foundation：　New NSF program seeks to engage minority-serving institutions in artificial intelligence research