【ニュース・アメリカ】大学中退者の40%、中退の主要な理由は優先事項・モチベーション・生活の変化

 
サリーメイ社は、独立市場調査企業のイプソス社と共同で実施した大学卒業に関連する要因に関する調査報告書「米国における大学卒業状況」を発表した。これによると、大学に進学したものの中退した学生は、家族で初の大学進学者、多様な経歴を持つ学生、低所得層家庭の学生である確率が高いことが明らかにされた。

 
また、大学中退者の約40%は、その主要な理由として、優先事項及びモチベーションの変化や生活の変化を挙げ、19%は経済的不安、14%は精神衛生上の問題を挙げた。その他の主な結果は以下の通り。

  • 大学卒業者の74%は、高校進学前から大学進学を決断していたのに対し、大学中退者の55%は、高校進学後に大学進学を決断。また、中退者の34%は、11年生(日本の高校2年生に相当)以降に大学進学を決定。
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  • 大学卒業者の42%は、学費の支払い計画を立てていたのに対し、中退者では26%。
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  • 大学中退者の12%は、1年以内に復学する計画を立てているのに対し、82%は将来いつか復学予定と回答。
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  • 大学中退者の47%は、現在就いている職業に満足。
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  • 大学卒業者の90%と中退者の84%は、従来型の大学が全ての人に適切な訳ではないと回答。

なお、本報告書は、こちら からダウンロード可能。

 
6月15日


Sallie Mae: New Research Report From Sallie Mae and Ipsos Examines Obstacles to College Completion


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証
人材育成 学生の多様性