【ニュース・アメリカ】多くの州が高校において大学入学試験を使用

全州教育協議会(Education Commission of the States:ECS)は、2015年12月1日、高校で利用する試験の傾向に関する報告書「試験の傾向 ~評価の選択及び利用に関する考察~(Testing Trends: Considerations for choosing and using assessments)」(PDF)を発表した。これによると、より多くの州において、期末試験や学年末試験の代わりにSATなどの大学入学試験を高校における成績の結果責任(アカウンタビリティー)を示す試験として使用する傾向が高まりつつあることが明らかにされた。この傾向に関し、ECSは大学進学希望者が何種類もの試験を受験する負担を軽減することになる一方、大学進学を希望しない生徒にとっては、高校卒業資格と結び付けるなどといった措置を取らない限り、同試験で好成績を収めることに対する利点がなくなる可能性がある他、1種類の試験を複数の目的で使用することにより、その正当性が危ぶまれる可能性があることを指摘している。

 

EDUCATION WEEK:Caution Urged For States Using College-Entrance Exams for Accountability

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集