【ニュース・アメリカ】国立衛生研究所(NIH)、助成受給申請の提案書提出に関する「ツー・ストライク」ルールを撤回

国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、助成受給を却下された提案書の訂正・再提出は1度のみ認めるという方針を撤回し、同じ提案書を何度でも再提出できるように変更した(URL1)。「ツー・ストライク(two strikes)」ルールと呼ばれる従来の方針では、研究者は同じ提案内容に関して2回の申請機会が与えられ、2度目の申請で助成受給が認められなかった場合は、申請が却下された内容とは顕著に異なる提案書を一から作り直す必要があった。しかしこれは、特に経験の浅い研究者にとっては非常に厳しい内容であることから、研究者からNIHに対して方針変更が長年に亘り要請されていた。2014年4月17日付で施行された新方針では、申請機会が2回という点では変更はないが、2回目の申請で助成受給が認められなかった場合、同じ内容の提案書を新規申請扱いで提出することが可能になった。

URL1: http://grants.nih.gov/grants/guide/notice-files/NOT-OD-14-074.html
URL2: http://news.sciencemag.org/policy/2014/04/nih-relax-two-strikes-grant-submission-policy

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究