2015年6月11日、国立衛生研究所（National Institutes of Health：NIH）のフランシス・コリンズ（Francis S. Collins）長官は、NIH傘下の国立神経疾患・脳卒中研究所（National Institute of Neurological Disorders and Stroke：NINDS）所長に、2014年10月からNINDS所長代理を務めてきたウォルター・コロシェツ（Walter J. Koroshetz）氏が就任することを発表した。コロシェツ氏は、脳卒中治療・予防・回復に関する米国の臨床試験ネットワーク「ストロークネット（StrokeNet）」の設立に尽力し、NIHにおける外傷的脳損傷研究の連絡窓口としての役割を果たした他、外傷的脳損傷研究センターであるNIH-軍・警察・消防神経科学・再生医療センター（NIH-Uniformed Services Center for Neuroscience and Regenerative Medicine）の共同創設者となるなど、多くの功績を残している。また同氏は、NIHブレイン・イニシアティブ（NIH BRAIN Initiative）の共同委員長、連邦省庁間自閉症調整委員会（Federal Interagency Autism Coordinating Committee）のNINDS代表、省庁間疼痛研究調整委員会（Interagency Pain Research Coordinating Committee）及びNIH疼痛コンソーシアムの委員長、コモンファンド診断未確定疾患プログラム（Common Fund Undiagnosed Disease program）の共同委員長なども務めた。

URL1: http://www.nih.gov/news/health/jun2015/ninds-11.htm