【ニュース・アメリカ】国立衛生研究所(NIH)、データの知識・製品・治療への変換加速化に向けたデータ共有促進を目指す方針の最終版を発表

国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、研究参加者のプライバシーを保護しながら、データの知識・製品・治療への変換を加速化に向けたデータ共有促進を目指すNIHゲノムデータ共有(Genomic Data Sharing:GDS)方針の最終版(URL1)を発表した。同方針は、2014年8月26日付の連邦官報(Federal Register:FR)に公示された他、同27日付でNIH助成契約ガイド(NIH Guide for Grants and Contracts)に掲載された。また同方針の適用は、助成申請が2015年1月25日以降に提出される、ゲノムデータを作成する全研究プロジェクトが対象となり、NIH助成受給研究、NIHとの契約に基づく研究、及びNIH所内研究プログラム(NIH Intramural Research Program)における研究などを含むことになる。GDS方針は、2007年以降、生物医学研究者の申請書提出とNIH遺伝子型・表現型データベース(NIH database for Genotypes and Phenotypes:dbGaP)を通じたヒト・データへのアクセスを管理してきた全ゲノム関連研究(Genome-Wide Association Study:GWAS)データ共有方針を拡大・代替するものである。新方針は2段階のデータ配信システムとなっており、一般のアクセスが無制限に可能な情報と、管理下におかれ研究目的のみでのアクセスが可能な情報とに分かれている。

URL1: http://gds.nih.gov/PDF/NIH_GDS_Policy.pdf
URL2: http://www.nih.gov/news/health/aug2014/od-27.htm

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究