2018年6月8日、国務省（Department of State）は2018年6月より科学特命使節（Science Envoy）としての任務を開始する科学者5人を発表した。
選出されたのは、
| ① | 米航空宇宙局（National Aeronautics and Space Administration：NASA）第12代長官を務めたチャールズ・フランク・ボールデン（Charles Frank Bolden Jr.）氏 |
| ② | マサチューセッツ工科大学（Massachusetts Institute of Technology：MIT）教授で、米国国家科学賞（National Medal of Science）と米国国家技術・イノベーション賞（National Medal of Technology and Innovation）の両方を受賞した医学・マテリアル科学・化学工学研究者のロバート・ランガー（Robert S. Langer）氏 |
| ③ | ミネソタ大学（University of Minnesota）公衆衛生学教授で、同大学感染症研究・政策センター（Center for Infectious Disease Research and Policy：CIDRAP）ディレクターのマイケル・オスターホルム（Michael Osterholm）氏 |
| ④ | ライス大学（Rice University、テキサス州）バイオ工学教授兼ライス360°グローバルヘルス研究所（Rice 360° Institute for Global Health）ディレクターで、同大学学士課程グローバルヘルスプログラム（Beyond Traditional Borders Undergraduate Global Health Program）創設者のレベッカ・リチャーズ・コータム（Rebecca Richards-Kortum）氏 |
| ⑤ | ウィスコンシン大学マディソン校（University of Wisconsin－Madison）の傘下機関であるウィスコンシン州立衛生研究所（Wisconsin State Laboratory of Hygiene）ディレクターのジェームス・シャウアー（James Schauer）氏 |
の5人である。これら5人は、それぞれの専門性及びネットワークの活用を通して海外との関係を構築し、国際協力の機会を特定することで、イノベーションの推進や米国の科学的リーダーシップの発揮を推進することが期待されている。
Department of State：Announcement of 2018 U.S. Science Envoys
