【ニュース・アメリカ】国務省、孔子学院米国センターを中国在外公館に指定

 
 国務省(Department of State)は8月13日、ワシントンDCに本部を置く孔子学院米国センター(Confucius Institute U.S. Center)を、
中華人民共和国の在外公館に指定することを発表した。

 
 本センターは、全米の大学構内に設置された孔子学院における語学・文化プログラムを調整しているが、連邦議員からは中国政府の教義を米国大学内で
普及するための手段であると批判
されていた。

 
 同センターが中国在外公館扱いとなることで、米国大学における孔子学院の運営に直接的な影響はないものの、国務省に対し、孔子学院の
資金・職員・運営に関する定期的報告書提出と、カリキュラム及び指導教材に関する情報提供が義務付けられることになる。

 
 同センターエグゼクティブディレクターのガオ・キン(Gao Qing)氏は、国務省に協力し、更なる情報提供に快く応じると発言している。
なお、現在、米国内75カ所で孔子学院運営が行われており、このうち65カ所は大学構内である。
 
8月14日
 


Inside Higher ED: New Federal Scrutiny of Confucius Institutes

地域 アジア・オセアニア、北米
アメリカ、中国
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
その他 その他