国務省(Department of State)教育文化局(Bureau of Educational and Cultural Affairs:ECA)アカデミックプログラム担当副次官補のキャロライン・カサグランデ(Caroline Casagrande)氏は、12月11日~14日にフロリダ州マイアミで開催された米国留学生募集審議会(American International Recruitment Council:AIRC)の年次総会で講演し、留学斡旋業者が国務省の留学生指導ネットワーク「エデュケーションUSA(EducationUSA:EdUSA)」による活動にいかに関与できるかについて話し、ECA、AIRC、及び、商務省(Department of Commerce)が協力して、米国が留学先として最高の選択肢であることを宣伝すべきと主張した。
また、カサグランデ氏は、グローバルなメッセージ伝達戦略の開発・展開に向けて、ECAがマーケティング企業と契約を締結したことを明らかにした。さらに、米国は留学生を歓迎するとのメッセージを伝えるためにECAが世界各国を訪問する計画と、中国及びブラジルを既に訪問したことをツイッターで明らかにしている。
国務省の方針では、EdUSAの活動に留学斡旋業者が関与することを以前は禁じていたが、カサグランデ氏が2018年のAIRC年次総会において、業者との提携を開始し、EdUSAによるイベント・会議への業者の参加を許可すると発表していた。国際教育専門家のラウル・チョウダハ(Rahul Choudaha)氏は、EdUSAによる方針転換に関し、留学生がより多くの選択肢を持ち、競争が激しくなっていることを示唆するものとコメントしている。
The PIE News: US State Department in foreign relations and agent alignment push
12月19日