TIAA 研究所は6月22日、南カリフォルニア大学 プリアス高等教育センターディレクターの アドリアナ・ケザー氏らが作成した報告書「高等教育における公平性構築計画」を発表した。本報告書は、2年制のハーパー大学とカリフォルニア州立大学ドミンゲスヒル校における、高等教育の公平性モデル作成の取り組みを事例研究として紹介している。
また、計画過程を通して公平性を念頭に置いた新たなモデル「高等教育における公平性構築計画(」を紹介し、非テニュアトラック教員に対しても公平な高等教育機関となるため、大学リーダーへの提案事項を提示している。主な提案は以下の通り。
- 公平な高等教育機関になるための計画で成功するには、通常の民間セクタでは存在しないような方法で、ステークホルダーなどと協力・交渉することが必要。
- 公平な高等教育機関になるための計画で成功するには、あらゆる計画段階において、内向きにも外向きにも公平性を重視することが必要。
- 公平性の問題に対応するアプローチをとるモデルを計画する場合、計画プロセスに入る前に、自分自身のアイデンティティ、価値、感情、思い込み、位置付けに関する自己認識を高める活動に参加することを推奨。
- 計画段階で自己認識を高める活動に参加することで、計画チーム内での信頼関係構築を促進。
なお、本報告書は、こちら からダウンロード可能。
6月22日
TIAA Institute: Design for equity in higher education Inside Higher ED: A Push to Plan for Adjuncts and Equity
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
人材育成 | 研究人材の多様性 |
研究支援 | 研究公正性 |