【ニュース・アメリカ】北米大学学士課程における歴史学専攻学生数、2012~13学年度から2014~15学年度にかけて継続して減少

米国歴史学協会(American Historical Association)は2016年9月1日、北米大学における歴史学専攻学生数の推移に関する調査結果を発表した。これによると、学士課程において歴史学を専攻する学生数は、2012~13学年度から2014~15学年度にかけて連続して減少し、2014~15学年度の専攻学生数は2012~13学年度からは7.6%減であることや、公立大学と私立大学を比較すると、公立大学でこの傾向が顕著であることが明らかになった。本調査は、米国及びカナダの大学の学士課程における歴史学部123学部から得られた回答を分析したもので、主な調査結果は以下の通り。

  • 回答のあった123学部のうち、96学部において在籍学生数が減少し、27学部で増加。
  • 減少率が10%以上と回答したのは55学部。
  • 公立大学における減少率中央値は9.2%で、私立大学の同7.9%より上。
  • 初級クラス受講者数の減少率は4.8%で、全体の同7.6%を下回ることから、上級クラスにおける受講者数の減少が顕著。
  • 積極的に学生を勧誘する学部所属の教員は、約42%が「少数・全体の半数以下」と回答した一方で、8%が「ゼロ」、11%が「約半数」、24%が「大半」と回答。

 

American Historical Association:Survey Finds Fewer Students Enrolling in College History Courses

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
統計、データ 統計・データ