【ニュース・アメリカ】全米人文科学基金のウィリアム・アダムス会長、5月23日付で退任

全米人文科学基金(National Endowment for the Humanities:NEH)は2017年5月22日、ウィリアム・アダムス(William D. Adams)会長が5月23日付で退任することを発表した。アダムス氏は、オバマ大統領からの指名を受けてNEH会長に就任し、任期は2018年までの予定であった。

 

NEHは、トランプ政権下で廃止が検討されている連邦機関の1つとされているが、アダムス氏は、退任は自身の決断によるもので、トランプ政権や他の団体からの圧力によって退任に追い込まれた訳ではないとしている。アダムス氏は、バックネル大学(Bucknell University、ペンシルバニア州)及びコルビー大学(Colby College、メイン州)の学長を務めた後にNEH会長に就任しており、人文科学者擁護者は、アダムス氏の会長在任中に、NEHは人文科学に対する公共的価値及び関連性の実証に力を入れたとコメントしている。

 

2017年5月23日

 

Inside Higher ED:Adams Out at NEH

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事