【ニュース・アメリカ】全米での大学卒業率、増加率は緩やかながら継続して向上(12月10日)

 
米国学生情報研究センター(National Student Clearinghouse Research Center)は12月10日、大学卒業率に関する報告書「大学卒業 2019年版全米報告書(Completing College 2019 National Report)」を発表した。

 
本報告書は、2013年秋学期大学入学者の6年以内での卒業率と、2011年秋学期入学者の8年以内での卒業率を全米で調査した結果、それぞれ60%と62%で、いずれも過去最高であったとしている。主な結果は以下の通り。

  • 全米での大学卒業率は、増加率が近年は緩やかになりつつあるものの、継続して向上。
  • 2013年秋学期入学者グループは、大学に復学する社会人よりも、20歳以下の初めて大学に進学する新入生が主流。
  • 2011年秋学期入学者グループは、入学から7年目と8年目に卒業した学生で、卒業率が入学後6年以内での卒業率よりも5ポイント高い。
  • 2013年入学の社会人学生の卒業率は、2012年入学者の卒業率を2ポイント以上上回る。これに対し、初めて大学に進学した新入生の卒業率は、2012年入学者の卒業率を1.2ポイント上回るにとどまる。
  • 専攻分野別の卒業率には、人種・民族間や性別によって差がみられる。

 
本報告書は、こちらからダウンロード可能。

 
National Student Clearinghouse Research Center: Completing College 2019 National Report

 
Inside Higher ED: Completion Rates Rising, Slowly

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ